おてら日記

お寺ボード更新しました

小学生の頃、校区で相撲大会が開催されていました。
その大会には本物の関取が招かれて、ちょっとしたイベントでした。
その相撲大会に私、住職も小学生の頃参加していたんですが、
6年生の時に関取と相撲をとらせてもらいました。

2人がかりでもびくともしない関取が少しずつ後ずさり
ついに押し出しで勝ってしまいました!

しかし、勝った自分たちが強いなんてことは思いませんでした。
関取の、圧倒的な強さと、負けて喜ばせようというやさしさを感じました。

ずっと、立っているだけで負けることがない関取は、
相手や観客を喜ばせるという、勝ち負け以外の目的で私たちと相撲を取ってくれたんですね。

阿弥陀如来のはたらきを「最勝」「殊勝」「超勝」などとお経では説かれます。
お経での「勝」は、勝ち負けではなく「勝れる(すぐれる)」を意味します。

超越した勝れたはたらきを私たちに振り向けながら、上からも下からも見ることなく同じ目線に立ち、
私たちを、救うべき無二の尊き友とおっしゃいます。

いつでも誰とでもフラットでいられる人は強いと思います。

阿弥陀如来は、その圧倒的な強さで、いつも勝ち負けや損得に自ら振り回され続ける私に
ずっとはたらきつづけます。

ちなみに・・・
お寺ボードには、画像のようにアビスパ福岡ホームゲームの際に旗が立ちます(雨天や仕事の都合で立てられないときもある)
拮抗しているもの、似たもの同士が、勝ち負けにこだわっている姿ですね^^;

ちなみにこの日はアビスパ福岡が勝利!